よく見ると縁を切る食べ物ばかりが並んでいる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年03月27日

「正式なお葬式の作法を知らない未熟者」と責められても、そこで落ち込む必要はありません。生きている人間は知らなくて当たり前です。情が深い人は、親しくしていた近所のお宅でお年寄りが亡くなったと聞けば、親族でなくても「最後の挨拶をしに行きたい」と考えます。未成年が知っておきたい作法があるとしたら「そこで食事や飲み物をねだらない」こと。「葬儀、告別式には出席しない」こと。死者の魂に連れて行かれることを避けるためです。

「大人の後を歩く」「後日大人と一緒にお墓参りに行く」「遺族と親しい近所付き合いがあれば、そのまま続ける」ことができれば、その存在は頼もしいです。しかし、その度に食事や飲み物をねだるようでは、口には出さずとも厄介だと思われるだけです。斎場で出される料理には縁切りの意味が込められているものが多くあります。最初に出てくる、セージ、シナモン、ライム、レモンをまぶしたレタスと大根と玉葱のサラダに既に「縁切り」の意味が込められています。

たとえ親族や喪主であっても「ハシを持って歩き回る」のはご法度です。みっともなく見えるだけです。親しくない人に「取ってください」と頼むのも避けましょう。いじめられるだけです。雰囲気によっては料理は一切あてにせず、一口だけ食べて帰るのもポーズです。食事は自宅に帰ってから食べるか、斎場を離れた場所にあるレストランで外食した方がスマートかもしれません。お酒が出てくる場合もありますが、誰のおかげで飲める酒なのか、その場の雰囲気をよく読んで考えてみましょう。葬儀の食事に必要以上にがっつくのはみっともないこと。「もう帰るから」「もう帰るから」と言ってまだ帰らないのも未練がましいです。一連の儀式によって死んだ人間とは縁が薄くなったわけですから、そこで後々執着に苛まれるのも厄介なだけ。一回忌が終わっても、遺影を前にいつまでもクヨクヨするようなお家柄こそネガティブというもの。

(参考サイトのご紹介)
今話題のサイトです!葬儀に特化しているサイト葬儀指南書公式WEBサイト
sogi-sinansyo.com
> Homepageへ

PAGETOP